Mystery 3 ザ・スーパー・サルトビサスケ

猿飛佐助

 佐助 見参!
 猿飛佐助は上州との国境、信州・鳥居峠の麓付近(現真田町)で生れ、山中で猿を相手に育ったそうです。今でも峻厳な角間渓谷には佐助修業の地とされる場所がいい伝えられています。

 日本一といわれる忍術は甲賀流忍術の名人戸沢白雲斎から教わり、免許皆伝の腕前。巻物をくわえ、手で印を結べばたちまちドロンと姿が消え、豪傑や家康の家来たちをケチョンケチョンにしてしまう痛快なスーパースターです。

 

  最初で最後の忍術使い

 十勇士たちが縦横無尽に活躍する『立川文庫』。その筆頭株の猿飛佐助は、霧隠才蔵とともにこの『立川文庫』が生んだ超人です。それまで、どこか暗いイメージの(陰の仕事をしてきた服部半蔵たち) 忍術使いを最初に表舞台に登場させて、明るい人気者にしたのがこの本でしょう。大正期に少年時代を過した人たちにとってこの二人は永遠のヒーローとして心のなかに存在しつづけました。

 佐助たちを講談の世界から、現代につながるヒーローにしたのが、戦後まもない昭和28年に刊行された漫画『猿飛佐助』です。作者の杉浦茂先生は、“のらくろ”の田川水泡氏に師事した人で、のちの世界的に活躍した手塚治虫氏やギャグマンガの神様といわれる赤塚不二夫氏に大きな影響を与えたといわれる漫画家です。

 ところで忍者というのは今風の呼び方で、『立川文庫』をはじめ戦後になるまでは忍者という呼び方はされていませんでした。もちろん杉浦漫画でも忍術使い猿飛佐助です。

 その後、高度経済成長の頃、漫画が劇画というジャンルをもちリアルな人間像を描くようになると、忍術使いもいつしか忍者と呼ばれ、国際的なNINJAへと変化していきます。佐助はいわば最初で最後の忍術使いなのです。

 

 漫画『猿飛佐助』表紙


忍者は超能力者?
 ショーグンブームにあやかったそのものズバリの小説『ザ・ニンジャ』など、アメリカでもアクション映画の一ジャンルとしてニンジャものは根強い人気があります。もちろん日本でも忍者は、かつての娯楽の王者・映画の重要な題材で、戦後から東京オリンピックをピークに盛んに制作されました。近年では、映画からテレビにバトンタッチされ、アニメの世界で活躍しています。

  

伊賀NINJAが現代に活躍する三重県上野市「忍者サーバー」へリンク

  


忍者は“電気紙芝居”=テレビの人気もの
 現代の紙芝居=テレビ放映のアニメの中から、忍者に関するものを拾い出してみました。そのときどきの“忍者”に対する関心が読みとれます。最近では、落ちこぼれ少年忍者の物語『忍たま 乱太郎』(NHK放映終了)が子どもたちの人気をあつめ好評でした。


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