真田町を縦に貫く国道144号線に、真田町役場の近くの荒井地区で直角に交差する県道長野真田線(35号)があります。
この道は、傍陽川ぞいに横尾、曲尾、岡保、入軽井沢を通り、地蔵峠を越えて長野市の松代に至ります。

この道は、真田信之が上田・沼田両国から松代に移封されてから、沼田で信之の子孫5代目である信利が除封されるまで約100年の間、沼田から真田を経由して本家?である松代を結ぶ、文字通り真田の街道であったわけですが、その昔は、横尾城、内小屋城、根小屋城、洗馬城、猿ヶ城などの山城に左右を取り囲まれ、真田の本当の発祥の地“狭名田=この上ない美田、良田という意味”の地ともいわれています。

これらの多くの山城は何時くらいから誰が築いたものかハッキリしていませんが、横尾地区が戦国時代この小県郡で最も高い貫高(税金)が課されていたことからも、重要な生産と戦略の要衝の地であることは間違いないようです。
現在の地蔵峠は昭和44年に開通した新道ですが、旧地蔵峠は現在の峠位置より500mほどはなれた山中にあり、車両が通ることは出来ません。
旧地蔵峠の上り口は松井新田にあり、現在でもかわいいお地蔵さんの光背に、「右善光寺・左山ミち」と彫ってあるのを見ることが出来ます。
このすぐ近くの矢坪温泉は、一軒だけの旅館も現在は廃屋となり、湧出する鉱泉はわずかにミネラルウオーターとして採取販売されているのみです。

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